火曜日, 6月 09, 2009

工事の内容とその費用

↑ベニヤの床板もオイルで生まれ変わりました。

先日の記事で、今回のリノベーションにかかった費用についておおきくまとめました。実際、総費用だけを自分たちのケースと比較するのは難しいということは、身を以て感じていますので、ここでは、どういった工事にどれくらいの費用がかかったのか、少し深く掘り下げてご報告したいと思います。

築30年のマンション(約100平米)をフルリノベーションした場合の一例です。

※価格には、設備等も含まれています(例:電気・空調設備にはエアコンや食器洗浄機の価格も含む)

最も大きかったのが木工時の費用です。やはり床、天井の張り替えが響いているようです。

次に設計料。
こちらの記事によると、「設計から監理まで一括して設計事務所に依頼する場合で、総工事費用の約10~20%」とありますが、我が家の場合も設計料は総工事費の約16%で、「仮設工事・現場管理等諸費用」(仮設工事はほとんどかかっていないはず)の約3%を加えると20%ほどを占めています。

そして、給・配水管の交換。不動産仲介の担当者さんも、リフォーム前提の中古マンション購入の場合は、未然にトラブルを防ぐ意味でも、入居前にすべて取り替える事を勧めているそうです。

このように、我が家の例では、基礎的な部分にかかる費用が約5割ほどを占めています。視点を変えると、設計料、基礎工事、給・排水設備工事がどれだけ必要になるかで、リノベーションにかかる費用が大きく変わってくると言えます。築浅の物件では、床や天井の基礎工事や給排水管の交換も不要かもしれません。その分仕上げに予算を掛ける事も可能になるでしょう。
そのような意味では、住宅ローン減税などの恩恵も合わせて享受できる条件の物件を探すのが、最も大きなコストダウンなのかもしれません(あくまで、物件の選択肢が多い場合ですが・・・)。

選択肢が少なくてお悩みの方・・・ご安心を。このおんぼろ物件にピンと来てしまった私たち、余分なお金もかかってしまったかもしれませんが、お金では買えないたくさんのものを得たように思っています。

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