日曜日, 6月 07, 2009

リノベーションにかかった費用

Money! by Tracy O with a Creative Commons license.

入居して約1ヶ月。まだまだやる事がたくさん残っている上に、片付かない荷物。でもこの辺りで、一度リノベーションにかかった費用についてまとめてみたいと思います。

中古マンションの購入とリノベーションを思い立ったとき、一番気になったのが「リノベーションの費用はどれくらいかかるのか」という事でした。自分なりに調べてみて、おおよその目安はわかったものの、どのような内容なのか・・・例えば床や天井、配管などは既存のものを利用したのか、すべて取り替えたのかなど・・・詳しい事まではわかりませんでした。

当初の予算は自主施行で仕上げを行うことを念頭におき、約700万円。90平米超で700万円の事例は見た限り多くなかったのですが、これが自分たちでシュミレーションしたある程度余裕のあるプランの上限金額でした。

結果から言うと、リノベーションにかかった費用は約900万円。予算オーバーの要因は以下の2点です。

① 既存の床と天井をそのまま利用する事が出来ず、すべて解体し作り直す必要が生じた
② 駐車場の料金が予想以上に高額だった


中古マンションを購入してリノベーションをする場合、マンションの居室内の状態(床下や天井、配管等)を調べる事が出来るのは、マンションの売買契約後、住宅ローンが下りて残金を決済し、実際に入居できるようになってからです。そのため、我が家の例のように、設計の段階ではわからなかった問題が生じる事も少なくないようです。建築士さんのお話では、さらに設計自体を変更する必要が生じる場合も少なくないという事でした。

もう一つ、予想外の出費となったのが業者さんの車両のための駐車料金です。
都心のビジネス街のため、工事車両を停められる平置きの駐車場自体が少なく、他所に比べて高額でした。出来る限り電車で通勤していただいたのですが、それでも約1ヶ月半の工期で、かかった費用は20万円超。リノベーション(リフォーム工事でも同様ですが)では、このような費用もかかってくるので要注意です。
→「敷地に工事車両をとめられない場合、どうするの?」:サンウェーブ リフォームの疑問・不安解消150問

床材を無垢材から安価なものにし、キッチンカウンターの仕様も変更、エアコンを造作格子で隠す箇所も少なくしました。出来る限りの事はしましたが、やはり床、天井の総張り替えにかかった費用を相殺する事は出来ませんでした。
しかしながら、以前調べたリフォーム工事にかかる費用の平均(約1300万円/89.7平米)を大きく下回っていること(もちろん工事の内容や仕上げのグレード等一概に比較できないことではありますが)、そして建築士さんが、私たちが思い描いた住まい像を、ほとんど現実にしてくださったことで予算オーバー分は精神的には相殺されそうです。

次回は、工事の内容とそれにかかる費用についても詳しくまとめたいと思います。

【関連記事】
■リノベーション費用の目安を知る
■中古マンション購入とリノベーションにかかる「お金のこと」