金曜日, 3月 27, 2009

ゾーニング




さて、話が前後してしまい恐縮ですが、この辺りでリノベーションについて経過をまとめていきたいと思います。

まず、リノベーションを依頼し、最初に行ったのが「ゾーニング」です。どのエリアをどのように利用したいのかを決めるのが目的です。我が家の場合、建築士さんとたわいのない思い出話や家族のエピソード等を織り交ぜながらどんな暮らしをしているのかをお話ししていきました。

それらの細かな情報を建築士さんが上手にまとめてくださって、徐々にどんなふうに空間を使うのか、その骨格が出来上がっていきます。
空間を主に「パブリックエリア」と「プライベートエリア」に分け、さらに細かくそれぞれをどのように利用していくか、数週間じっくり時間をさいて、現状をふまえながら考えていきます。

例えば、我が家の場合、家で待ったり過ごす事が好きで、家族で映画を見たり、本を読んだりして過ごす時間が多く、どちらかというと「プライベートエリア」で重要です。一方、大人数でパーティーをしたり、ゲストが泊まる事も多いというライフスタイルの方にとっては「パブリックエリア」のあり方が重要になってきます。

このような話し合いを重ねた結果、本来「パブリックエリア」でもあるリビングスペースを広く確保して「プライベートエリア」としても十分に機能するようにしていっては、とのご提案を受けました。そしてリビングスペースを奥に進むとキッチンに行き当たり、よりプライベートな要素が強まるようにゾーニングしていきました。リビングスペースはL型にすることでパブリックエリアからプライベートエリアが目につきにくくなるようです。
全体的に見ると、上の図のように空間の内側にいくにつれてプライベートな要素が強くなっていきます。
(ベッドルームに至っては、なんだか森の奥にひっそりたたずんでいるイメージが浮かび上がってきます!)

「田舎の祖父母の家が楽しかった」、「暖炉があるのが夢・・・」、「どんなに広くてもなぜか気がつくと家族みんなが重なり合って本を読んでいる・・・」などなど、たわいもない話から、私たちのニーズを割り出してゾーニングしてくださった建築士さんに感謝です(我が家の猫ちゃんのエリアも準備してくださいました!)。

このようにリノベーションのはじまりは、大まかなゾーニングを決定すること。
自分たちのライフスタイルを振り返ってイメージし、言葉にしてうまく伝えられるようにしておくと良いかもしれませんね。

次のステップは、ゾーニングをふまえて、細かくそれぞれのエリアについて考えていく事になります。

■ゾーニングについて参考HP
Pana Home:「家づくり講座」・・・自分でゾーニングにTRY!ゾーニングシートをDLできます。